食用コオロギ手がけるクリケットファーム、破産手続き開始決定 負債額は関連2社と合計で2億4290万円
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先日のグリラス社のコオロギ研究所が営業1年足らずで閉鎖したのに続き、21年創業のクリケットファーム社も破綻。22年には1400平米の新工場を建設し、年間1600万匹の生産が可能と言っていました。
見学できるスマート工場を標榜していましたが、QRコードで管理、ロボット2台投入で給水給餌と、この規模のコオロギ生産設備では殆ど意味がないIT化
で、うまくいかないだろうなと思っていました。
この会社場元々はブロックチェーン事業を手掛けるINDETAIL社が母体ですが、ITからコオロギをやって失敗するパターンはよくある話です。本業の方も業績悪化していたようですね。
食用というと注目されて資金調達しやすいのですが、事業性はペット用の方が圧倒的という罠があります。話題性で集金して代替物のある領域に無意味参入するやり方は、ブロックチェーン業界と構造が似ています。
諏訪信用金庫、および、日本政策金融公庫(以下、日本公庫)長野支店農林水産事業より4,100万円の協調融資、クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」のプロジェクトで、目標額800万円を大きく上回る上限応募額の3200万円を調達。ただ、キャンプファイアでは50万円目標で2万7000円しか集まってませんでした。また、長野県茅野市から認定農業者として助成も受けていたようですね。長野県立大学とも共同研究。お疲れ様でした。
寒暖サンタさんの試算で1平米で年間5キロ程度と言うことですが、私のファームならその10数倍は取れてました。
注目のコメント
創業者の話を聞いていると、「食糧不足の解消」ばかりで、肝心の「お客さん」へのメリットが何か、全くわかりません。実はすごく美味しいとか健康に良いとか、なんらかのメリットがなければ、食糧不足解消のために自分の食べ物を買う人はいません。
お金を集めるための話題作りだけで参入した、という大場さんのコメントに納得です。