60歳で社長は引退すべき。元出前館会長「なぜしがみつくのか」
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注目のコメント
社長だからこそできる仕事を意識してされているプロ経営者!!DXスペシャリスト派遣サービスカッコいいですね。
>差別化を狙うエムスリーソリューションズが打ち出したのが、システムだけでなく、その操作ができる人材も派遣する事業だ。「医療DXスペシャリスト派遣サービス」は2023年4月に開始し、これまでに約100人を派遣したという。中村利江氏がエムスリーソリューションズの社長として取り組んでいるのは、彼女のキャリアの集大成としての人材育成です。出前館での長年の経験と、アメリカの大手テック企業との交渉を通じて得た危機感から、日本企業の成長と人材投資の重要性を痛感しています。
中村氏の戦略としては、以下の点が特筆されます:
1. 年功序列制度の廃止と能力主義の導入
彼女はエムスリーソリューションズ社長就任時に、年功序列の賃金制度を廃止し、能力に基づく評価システムを導入しました。この改革は、社内でのパフォーマンス向上と人材流動性の促進を目指しています。
2. 新しい評価基準の採用
中村氏は前年度よりも仕事の能力を上げた人を評価する新しい基準を設けました。これにより、若手の成果が伸び、中途採用での人材獲得が進んでいます。
3. 企業合併と経営戦略
エムスリーソリューションズとアイチケットの合併に際し、業績向上と賃上げを実現しました。このプロセスでは、エムスリーのサービス販売に重点を置き、企業の利益と成長を促進しました。
4. 日本企業の危機感
中村氏は日本企業が国際競争において遅れを取っていると感じており、これを克服するためには人材への投資が不可欠だと考えています。
中村氏の経営戦略は、日本の伝統的な企業文化とは異なる新しいアプローチを示しています。これは、現代のビジネス環境における適応と成長の良い例と言えるでしょう。彼の取り組みは、他の日本企業にとっても参考になる価値があります。出前館元会長で、現在はエムスリーソリューションズの中村利江氏にインタビューしました。
中村さんは「60歳での社長引退」を宣言しており、社長を務めるのは残り1年半だと言います。
そんな中村さんがいま手がけているのが、「人材育成」です。
エムスリーソリューションでは、リスキリングセンターを新たに設け、「医療DX人材の育成」を進めています。
なぜ、人材育成・リスキリングが必要なのか? 中村さんの思いを感じました。