建設が止まった「バベルの塔」が物語る「ドイツの苦境」。日本は何を学べるのか
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わが国の名目GDPを抜いたとされるドイツですが、実情は厳しいようです。
苦境を示す出来事として、エルブタワーの建設のストップというものがあります。ハンブルクで建設途中の高層ビルですが、さながら、バベルの塔と化しています。ドイツに学べ、の視点が、ポジティブなものからネガティブなものに完全に逆転しているように見受けられます。
日本は何が学べるのか、としていますが。輸出の増加を増やす体制、というのは、無理筋で書いている面もあります。いずれにせよ、日本の現況では、円安を直ぐに活かせる経済構造にはありません。痛みを嫌う日本人ですが、本腰を入れて円安に備えないと、徒に衰退するだけではないでしょうか。長々と書いているがそもそも人口が日本の3分の2しかないドイツにGDPで抜かれる、つまり日本人の一人当たりGDPの低さを考察すべきだ。
ここ2年のドイツの物価上昇はロシアからの天然ガス供給が止まったことによるエネルギーの高騰の影響が大きい。またドイツ国内で低賃金の労働力を供給してきた移民に対するドイツ国内の忌避感も経済の停滞に関与している。
が、いずれにしろドイツが日本をはるかに引き離し国民が豊かな生活(少なくとも金銭面では)を送っていることは確かだ。経済規模で日本を抜き、世界3位の経済大国になることがほぼ確実になったドイツ。
しかし、実態は苦境にあるのではないか……三菱UFJリサーチ&コンサルティング 副主任研究員・土田さんの鋭い指摘です