「3万2000円スニーカーが秒速完売!」の裏側
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戦時中贅沢な服装が禁止されていた頃、白州正子は一番上等な着物をモンペに変えて、憲兵が許可を出すことを嘲笑ったという。「あいつら物の価値が分かってない」と。少し良く言えば貴族的なパンク思想、悪く言えばイヤミな人です(笑)。
NBはデザインがほとんど変わらないのに型番で値段が3倍違う。これは古くからある『見る人が見ればわかる』の思想と相性がいい。だからある種の「粋」とも通じるのだけど、それは「センスエリートのスノビズム」とも言えなくもない。一方昔の香港のように金持ちは金持ちらしく金銀財宝を身体中に装着(?)する文化も。これを「俗悪」とみるか「潔さ」とみるか。対照的です。最近ニューバランスのスニーカーが欲しくて、アウトレット、古着屋、スポーツショップなどを回ったんだけど、どうも欲しい型番のものが手に入らない。今日は旗艦店に行こうかな、と思うくらいにとりこになっている。街中で観察していると、本当にニューバランスのスニーカーを履いている人が多い。安いモデルはABC MARTでも買えると思うけど、それ以外のモデルはなかなか手に入らない。大量生産ができないほどの品質の良さ、というストーリーがあると、もう1つ買いたい気持ちになるものだし、購入した人は周囲に口コミをするだろうし、手に入らなかった人はそのうんちくを周囲に語るようになるのだろうなー。いろいろうまい。
三日ほど前、夜中に(当然、酔っ払って)止めたタクシーの運転手さんに、「お客さんの靴のNの字がよく光って見えたので、人がいるって直ぐに分かった。いい靴ですね」と褒められた。ニューバランスのNの字が光を反射して光るとは知らなかった。1400番を履いていて(3万円もしなかったはず)、履き心地はごく普通なのだが、褒められたのでいい靴なのだと思うようになった。