チョコザップ・QBハウスの秀逸すぎる「ブルーオーシャン」戦略、新市場開拓の凄い手法
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マーケティング戦略としては、綺麗なストーリーですよね。出店のスピードが話題になっていますが、実は出店の場所が肝なんじゃないかと思います。
今までは駅前にあったジム、チョコザップは駅からは歩くけど、まいばすけっとやコンビニが出店しているようなエリアに出店しているのが、コンビニついでに普段着でも来れるポイントなのではと思います。「ブルーオーシャン戦略」の視点での分析ですが、ご参考までに下記のような視点での分析もできます。
クレイトン・クリステンセンが提唱した「イノベーターのジレンマ(Innovator's Dilemma)」によれば、成功している企業が新しい技術やビジネスモデルの採用を怠り、新たな「破壊的イノベーション」の登場により市場での地位を失うリスクがあります。
ちなみに「破壊的イノベーション」には2通りある。
1つ目は「新市場型破壊」と呼ばれ、新たな技術やアイデアで既存商品を新しいものに置き換えてしまうことで、アマゾンによる書店の衰退が典型的な事例です。
一方、2つ目は「ローエンド型破壊」と呼ばれ、市場のニーズに対して必要十分な機能を持った低価格商品の参入です。
QBハウスは「ローエンド破壊」の典型例といえるでしょうが、チョコザップは(価格破壊を起こしながら)新しい需要を掘り起こしているとも言えますね。ただしライザップ自体の既存事業への影響がどれほど出てくるかは、(会社全体の収益も含めて)評価にはもう少し時間がかかる気がします。削ぎ落とすことと価値を最大化すること、一見矛盾するように見えて良いプロダクト、サービスはその良いバランスを見つけている。実は新規事業に限らずすべての仕事で言える真理なのではという気も。