【意外】お荷物事業が変身、味の素「冷凍餃子」が世界で大人気
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料理を全くしないうちの父が、母の入院中に頼ったのが味の素の冷凍餃子。「なにもしなくてもハネができる!」と痛く気に入り、冷凍庫にため込んでました。
商品開発に心血を注いで進化させてきた冷凍餃子ですが、悲しいかな日本のスーパーではずっと特売の目玉になってきました。藤江社長は値上げに踏み切っていますが、それでも12個で250円ほどです。
クオリティーを考えると安すぎると思いますが、そんな日本で進化を遂げた冷凍餃子が今、海外で大人気になっています。価格は日本の倍以上。ブームの背景を取材しました。フランスでも味の素の冷凍餃子売ってますよ~。一般のスーパーでの在庫は様々ですが、京子やAce Martといった日系・韓国系のスーパーでは何時も売っています。確かに当地で買える日系食品としては割安な印象ですね。
冷凍餃子に関してはMonoprixなどのフランスご当地スーパーも自社のPB製品を売っているのですが、何故? と聞きたい程度には残念な出来です。
割と油断できないのは韓国系の会社で、餃子に止まらずうどんなどのそれ日本食だよね、といった食品についても一部韓国風の味付けで販売しています。クオリティこそ色々ですが、流通力では日系を圧倒しているよなぁという印象があります。
日清も味の素もハウス食品も探せばあるのですが、ちょっと個別に孤軍奮闘感があります。同一のジャンルに複数の日系メーカの製品が店頭に並ぶ事って殆ど無いんですよね。『味の素は独自の「おいしさ設計技術」を持ち、狙った味を科学的に分析して再現することができる。』
ここがキーだと思っているし、食品においても消費財においても、上手く使うと日本のグローバル展開の競争力になる。
何かというと、形容詞が多いという日本語の特殊性と、品質にこだわる日本の顧客の両輪。違いを表現する言葉があるからこそ、違いを認識しやすくなる。違いを認識し、それを狙ったものに近づける技術があると、実現性・再現性につながり、事業としての競争力になる。
ただ、日本の品質で縛り過ぎてコスト高になったり、品質(味含む)という文化・主観も入る好みの違いについて日本で成功しているものが良いとなると、失敗のルートに行きやすい。