【日本発】空気からCO2を吸う、東大発ベンチャーの勝算
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脱炭素系のビジネスを取材していると、日本の素材・材料分野は、非常にユニークで、大きなチャンスがあるなと感じることが多い。今回紹介するのは、日本発のDAC(Direct Air Capture)のスタートアップですが、そのコアになるのは、やはりCO2を安く、長く、効率的に回収できる可能性がある、ゼオライトという鉱物です。
記事でも紹介のとおり、ゼオライトは洗剤から、ペット用の砂まで、さまざまなところで商用化されています。しかしこのスタートアップは、CO2の回収に特化したゼオライトの合成に注目をしており、ビジネスを立ち上げています。
マニアックで、とてもおもしろい材料ビジネス。インタビュー全文はPodcastで配信していますので、ぜひ聞いてみてください。
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=0cbbdf0919964e7eへちまのように穴の空いた「鉱物」を使って、大気中のCO2を回収する──。今週は、今注目の産業である「DAC」で戦う、日本のスタートアップを取り上げます。
猫砂や粉洗剤など、私たちの生活における身近なところで使われている素材が、CO2回収の鍵になるなんて…日本の素材開発力は、今後も深掘りしていきたいトピックです。
ポッドキャストGREEN BUSINESSでもロングインタビューをお届けしていますので、ぜひ!
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=CsybHj0dQuaunN5UYK0ymgネットゼロ実現のためには必須と考えられているDAC(Direct Air Caputure)は、世界でも注目されているClimate tech領域の一つだと思います。
グローバルでは、分離膜を使うアプローチ、吸収液を使うアプローチ、吸着剤アプローチなど様々なアプローチ/様々な物質で検証が進んでいます。
CO2を回収すること自体はそれほど難しくないと思われますが、どのアプローチでも一番ネックとなっているのは、回収コストがペイするレベルになっていない点です。
DACを現実的に活用するためには、1トンあたり回収あたりのコストを100ドル程度にする必要があると言われています。
CO2を吸着させる時、脱着させる時にエネルギーが必要となるわけですが、この点においてPlanet Serverさんの用いるゼオライトは脱着が容易な物質であると、どこかの記事で読んだ記憶があります。