【日本発】空気からCO2を吸う、東大発ベンチャーの勝算
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ゼオライトは思い通りの結晶構造を作ろうと思うと合成に数週間から2ヶ月ほどかかることもあるし、合成前のゲルのpHが均一になっている必要がある。
ラボスケールであれば、合成バッチをいくつも作って放っておけばいいが、工業利用も見据えたスケール化は品質管理の面で難易度が高そう。
つまり、化学工学・生産技術が発展している日本がまさに台頭できる分野!!日本起点でDACが世界中に普及するのがめちゃくちゃ楽しみです。
注目のコメント
脱炭素系のビジネスを取材していると、日本の素材・材料分野は、非常にユニークで、大きなチャンスがあるなと感じることが多い。今回紹介するのは、日本発のDAC(Direct Air Capture)のスタートアップですが、そのコアになるのは、やはりCO2を安く、長く、効率的に回収できる可能性がある、ゼオライトという鉱物です。
記事でも紹介のとおり、ゼオライトは洗剤から、ペット用の砂まで、さまざまなところで商用化されています。しかしこのスタートアップは、CO2の回収に特化したゼオライトの合成に注目をしており、ビジネスを立ち上げています。
マニアックで、とてもおもしろい材料ビジネス。インタビュー全文はPodcastで配信していますので、ぜひ聞いてみてください。
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=0cbbdf0919964e7eへちまのように穴の空いた「鉱物」を使って、大気中のCO2を回収する──。今週は、今注目の産業である「DAC」で戦う、日本のスタートアップを取り上げます。
猫砂や粉洗剤など、私たちの生活における身近なところで使われている素材が、CO2回収の鍵になるなんて…日本の素材開発力は、今後も深掘りしていきたいトピックです。
ポッドキャストGREEN BUSINESSでもロングインタビューをお届けしていますので、ぜひ!
https://open.spotify.com/episode/3REazSnTt23zTNAFfsDjvJ?si=CsybHj0dQuaunN5UYK0ymgネットゼロ実現のためには必須と考えられているDAC(Direct Air Caputure)は、世界でも注目されているClimate tech領域の一つだと思います。
グローバルでは、分離膜を使うアプローチ、吸収液を使うアプローチ、吸着剤アプローチなど様々なアプローチ/様々な物質で検証が進んでいます。
CO2を回収すること自体はそれほど難しくないと思われますが、どのアプローチでも一番ネックとなっているのは、回収コストがペイするレベルになっていない点です。
DACを現実的に活用するためには、1トンあたり回収あたりのコストを100ドル程度にする必要があると言われています。
CO2を吸着させる時、脱着させる時にエネルギーが必要となるわけですが、この点においてPlanet Serverさんの用いるゼオライトは脱着が容易な物質であると、どこかの記事で読んだ記憶があります。