ヒット連発、Netflixアジアの制作トップは韓国人女性。成功の理由は「世界を目指さない」こと
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注目のコメント
キム・ミニョンさんには昨年末にNewsPicks編集部からもインタビュー記事を出しました。日本のコンテンツトップ坂本さんのインタビューとの2本立てです。是非ご覧になってください。
【舞台裏】幽遊白書が世界2位!Netflix「日本発」輸出大作戦
https://newspicks.com/news/9336281/「Netflixには視聴者の好みを分析して、居住地域とは関係なく、似ている番組をレコメンドする機能があります。視聴者が求めているのは「発見」なので、Netflixはそのための需要を満たし、視聴者は「発見」を楽しむ。そういう仕組みです」
通常、「つくる」と「届ける」は別工程なのですが、Netflixは一貫した仕組みになっているということですね。
「私がいま戦っているのは、「ハリウッドが企画した非英語のヒット作品と、ハリウッドの手が一切入っていない『イカゲーム』、どちらがグローバルなのか?」ということ。みんなが考え方を変えないといけないんです」
「最も個人的なものが、最もクリエイティブなもの」という言葉を思い出しますね。頷きながら、そして新たな刺激を受けながら読みました。
先日海外のある会社と打ち合わせしたのですが、「海外に出すからと言って、っぽいものはいらない。それならあなたに相談しない。海外だからの部分は必要あらば、そこのチームがやる。それぞれが、それぞれの一番得意でやるから意味がある」と言われました。
一方で、下記コメントで武井さんもコメントされてますが、内にしか向かず、内でしか回らないビジネススキームでシュリンクするものも多いので、それを「外に届ける」仕組み、プラットフォーム、そして「世界を目指さない」と言いつつも「世界に通じるクオリティ」がNetflixにはある。では、今のまま、今のやり方で大丈夫!(例えばテレビもですが)という訳では全くない気がします。
”must haveなのか、あったらいいなgood to haveなのか”は分かりつつも、本当に難しい!しかし、制作者目線で考えると、例えば企画が通った時に、あらゆる困難も乗り越えるパワー、人生をかけられるか?となった時、やはりgood to have よりも、企画者がmust haveと感じているものの方が、何かあった時に(作品作りは困難の連続…)諦めず全力で進められます。配信するプラットフォーム側的にだけでなく、制作者としてもmust have!と思えるかが、最終的に作品の完成度、視聴者への届く度に関わるのだと思いました。