「高度経済成長は団塊世代が頑張ったおかげ」が大間違いなワケ
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どの世代が頑張ったかというより、人口増による旺盛な需要を捉え続けられた世代が、その後の世代の犠牲の元に自分たちの世代が得するような政策を投票によって維持してきただけ。
制度疲労を起こしているシステムのメリットを享受する人が少なくなれば自然と消滅する。民主主義の自然な流れということではないかな。
問題は、このぬるま湯システムが多くの人に心地よくなってしまっていること。企業における人材育成についても、私は人口ボーナスだったと思っています。
過去の人たちの若手育成方法って、単に、大量にいる若手に対して大量の仕事を与え(今で言う過重労働)、若手の中には潰れる人もいただろうけど生き残った人たちが管理職として登用してきただけ。
なので上の世代に育成スキルなんて無い気がするんですよね。
もちろん、中にはちゃんと人材育成のプランを考えてやっていた人もいるだろうけど、でも結局ちゃんと育成できた人って少ないだろうな、と思います。
で、少ない理由は若手側の事情にしている。転職しちゃった、とか。
で、今の管理職が若手を育成しようと考えると上記のような過重労働で育てられているから、育成の仕方が分からない。
分からない上に、成功したこともない育成方法を上の世代から押し付けられる。
でも若手は昔と違って希少なので、大切に育成しないといけない。結果、ホワイトな環境に若手が危機感を感じて辞める。
かと言って、労基法で過重労働が禁止されているから、若手自身がたくさん働きたいと言ってもそれを許すことも出来ない。
なので、人口ボーナスが無い現在の日本企業は人材育成が出来ない環境となっていて、かなりヤバい気がしています。