【転換期】添加物=悪は古い。メーカーに吹く2つの追い風
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食事にこだわりまくっている医師としての意見ですが、
そもそも添加しなくていいのなら添加物なんて不要のはずです。
そして、添加物と健康被害の因果関係を示すエビデンスがない≠安全 ということを理解しておく必要があります。添加物だけを加えて長期間の大規模比較試験を行うことは難しいですから。
なにより、添加物をしばらく抜いた後に添加物が大量に入っている物を食べると、変な味がすることに気づきます。
別に変な色を付けなくても良いし、過剰にうま味を付けなくてもいい。ちゃんと一定の時期がきたら自然に腐るものを、適切な時期に食べましょう。
注目のコメント
無添加と聞くとなんとなく健康そうに感じるし、添加物と聞くとなんとなく体に悪そうに聞こえる。そんな人が多いのではないでしょうか。
味の素はそういった「なんとなくのイメージ」と長年戦ってきました。
添加物を使用するには様々な基準をクリアする必要がありますが、「無添加」と表記するには特に審査は必要ありません。(記事中に触れますが、この仕組みは3月末から大きく変わる予定です)
味の素のみならず多くのメーカーが「添加物=悪」という評価と戦ってきました。
なかなか払拭できなかったイメージですが、近年それが変わる兆しが見えてきたようです。
背景には味の素の攻めの情報発信と、2つの追い風がありました。食品で世界に打って出ようとするとこうした問題はあるのでしょう。アメリカなどでは訴訟になることも多く腰が引けてしまうものですが、とても戦略的かつ腹の座った広報で、下手なパーパスよりもよほど社員の心に響くのではと感じました。
この手の話題を見ると、『グラップラー刃牙』に登場する範馬勇次郎の台詞を思い出さずにはいられません。
以下引用。
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防腐剤…着色料…保存料…様々な化学物質
身体によかろうハズもない
しかし
だからとて健康にいいものだけを採る
これもまた健全とは言い難い
毒も喰らう
栄養も喰らう
両方を共に美味いと感じ血肉に変える度量こそが食には肝要だ
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しかし消費者庁が「無添加」の表示に関する規定を新たに作ることになるとは。