大企業のMBOが増加=「上場コスト」重荷、23年は過去最高額
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世界的には上場企業は今世紀に入って減少し続けました、ところが日本だけは増加し続けました。理由は簡単で、海外ではコストより上場に伴う責任として株主資本利益率(ROE)やガバナンスの要請のレベルが高く、満たせないと退場=上場廃止になるからです。ところが日本だけは、株主資本利益率(ROE)やガバナンスの要請のレベルが低く、創業経営者にとしては持ち株をキャッシュ化する便利な道具になっていました。しかし、東証が株主資本利益率(ROE)やガバナンスの要請のレベルを引き上げたことで、こうなったということです。世界の中で特異だった日本が普通になる方向に向かったということです。外国人が日本株を猛烈に買い始めた背景もここにあります。
資金調達方法もいろいろ増えましたからね。上場することのメリットが相当薄れている気がします。
私の生業であるJ-SOXも、上場コストの一つになっていますしね。
上場企業にはいろんなルールが課せられているけど、それらルールが本当に意味があるものなのか、制度設計している人たちは定期的に効果測定をして制度を見直したり、場合によっては廃止するくらいのことを考えないといけない気がします。金額ベースで大型案件が寄与していますが、件数ベースでも増加傾向にあります。市場以外での資金調達の多様化と、アクティビストの動きがより積極的になっているのも理由かと思います。