ドイツ名目GDP4・5兆ドル、日本抜いて世界3位濃厚に…為替レートの変動が主因との見方
読売新聞
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23年に日本のGDPがドイツに抜かれる要因の中でも、特筆すべきは日本の国内自給率が低下してしまったことがあります。
ドイツの経常黒字は主に貿易黒字と所得収支によって成り立っており、特にGDPに含まれる貿易収支への依存度が高いことが特徴です。
これに対して、日本の経常黒字はGDPに含まれない証券投資や直接投資の収益による所得収支によって経常収支の黒字を維持しています。
背景には、ドイツでは2000年代以降、対外・対内とも直接投資残高がGDP比で増加したことであります。
対して日本がドイツと大きく異なるのは、対内直接投資が著しく少ない点といえるでしょう。実質では0.3%減、名目で6.3%増(元資料では6.3%)ですから、インフレは6.6%上昇、正にスタグフレーションです。
エネルギー政策失敗のツケも大きく伸し掛かります。良いことは一つもありません。学ぶことがあるとしたら、再エネと天然ガスに依存するエネルギー政策は、リスキーであるということに尽きます。2023年のGDPが前年比6.5%増というのはすごい。ウクライナ戦争があり、ロシアからのエネルギーが絞られている状況での経済成長。あるいは、環境保護を推進しながらの成長です。
日本と比べて実力にかなりの差があります。ドイツに見習うべき点が多々あるのではないでしょうか。