単なる「お得なポイントカード」ではない…利用者2000万人「セブンイレブンのアプリ」が儲かるすごい仕組み
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集客力があれば広告/メディアビジネスは成り立つ。
その意味で、自社のアプリユーザー2000万人をターゲットとしたリテールメディアの事業化はそれなりの商機もあるのだろう。
一方、広告/メディア事業の立ち上げは、従来のセブンイレブンの強みであった「徹底的な消費者ニーズの分析~商品開発/調達/棚割の精度向上~リアルタイムでのPOSデータ分析による効果測定」等々の仮説検証サイクルにとってはノイズになる可能性もあるのではと感じる。
これまで消費者と同じ方向を向いてビジネス推進してきた組織が、広告主という新たなステークホルダーの登場により思考や行動にブレが生じる事態にならないか、経営の手腕がより一層試される状況になるのかもしれない。広告の手法としてどう評価するかという点において記載します。
費用対効果を述べられるデータが無いので、あくまで定性面からですが、
広告宣伝を顧客の意思決定を支援する仕組み作りの一環とした場合、良い手法だと考えます。
理由は、セブンイレブン店頭で購買習慣がある、アプリ利用習慣がある、アプリの広告表示で店頭で顧客の意思決定を支援することができるという点で、他のオンライン広告にはない仕組みだからです。
コンビニのように接客は最小限な小売店の場合、ポップや商品パッケージが、店頭で顧客の意思決定を支援する仕組みとして活用されていましたが、アプリを使っていつでもどこでも顧客の意思決定を支援できるようになるだけでなく、それを店頭でアプリを立ち上げた時にも可能なので、まさに購買のために訪れた時に、顧客の意思決定を支援する機会を創出できることが、オンライン広告と店頭のポップを組み合わせたような仕組みであり、他のオンライン広告には無い価値だと捉えました。