全日空ボーイング737、窓亀裂 札幌に引き返す、けがなし
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今回亀裂が入った窓というのはコクピットの前方の窓のことです。おそらく何かが衝突したのではなく、コクピットの窓に防氷や曇り止めのためについている電熱装置が原因と考えられます。コクピットの窓は多重ガラスになっており、間の層に電熱装置が入っておりガラスを加熱することができるようになっています。加熱が不均一だとガラスの膨張率も不均一となり、これがコクピットの窓にひびが入る主な原因になっています。
窓は多重構造になっているため即座に割れてパイロットが吸い出されるなどということにはなりませんが、仮に飛行中に発生した場合は大抵は近い空港に着陸することになるかと思われます。737シリーズは、世界的に販売機数が多く、また、長きに渡り進化を続けながらたくさんの機材が運用されており、
このようなトラブルが報告される確率も他の機種と比べ多くなると思われます。
先に報道されたドアのトラブルは設計上、生産時期などの瑕疵はあるかもしれませんが、
今回のヒビは他機種にも多数報告されており、機種に特化した不良ではないと思われます。