「収支をオープンにしたくない」現金主義貫くお寺についにキャッシュレスの波"坊主丸儲け"の自浄作用なるか
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>キャッシュレス化が遅れている最大の理由は、収支がオープンになってしまうことを寺院側が嫌厭しているからである。だが、時代の流れには抗えない。
お布施は寄附という扱いであり、寄附のキャッシュレス化に対応していないのは、サービス事業者側です。寺院が嫌悪して導入しないのではありません。
ほとんどのスマートフォンのバーコード決済や電子決済サービスは、宗教法人への寄附に利用できません。
ちなみに本文にある正宣寺のHPによれば、送金アプリpringも2024年2月29日サービス終了と書いてあります。
それ以降は正宣寺も平等寺も、クレジットカードを使ったオンライン決済が出来るというだけです。とくに平等寺の場合はオンラインの法要申し込みに使えるという事のようです。すなわち実際にお寺やご自宅で行うご法事がキャッシュレス決済の対象かは明記されていません。その辺り調査し、混同が無いような記事にしてほしかったかと思います。
>大阪・御堂筋にある真宗大谷派の中核寺院、難波別院では、山門とホテルとを一体化する事業が話題になっている
これは宗派内外で話題になっております。別院という地域のハブである寺院において、その宗派の大阪の末寺のご住職から「御本尊を見下ろすような形はどうなんだ」というような声もあります。本来別院等の維持には各末寺から集められた浄財(元は各末寺の御門徒さんからのお布施)が投じられているのに、昔からその浄財で維持されてきた物を、完全に収益に振る方向といえます。
しかもそれで各末寺の負担が減らず、宗派の収益のみが上がっていく構図になっております。
対して浄教寺の事例は、単体で維持できなくなってしまったお寺を、本来の目的である教化(教えやお寺を知ってもらう)を蔑ろにせず、維持するための一つの答えだと思います。檀家さんの負担をゼロにするという、檀家さんというステークホルダーへ新しい形態の恩恵を還元しているところにあります。一度一緒したことがありますが、この辺は三井不動産系は上手いと思います。