G20の大半、可処分所得が減少 23年収入格差拡大、ILO報告
コメント
注目のコメント
ILOのレポートの12ページ目に書いてあることですね。
https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---dgreports/---inst/documents/publication/wcms_908142.pdf
世界経済の分断が進んで成長力が落ち、多くの国で物価に賃金が追い付かなかったといったところでしょうか。
そんななか、西側諸国と対立する低インフレの中国と資源国ロシアで実質可処分所得が増えたらしいことに、なんとも複雑な思いを抱きます・・・ (・・;正確に言うと、名目の可処分所得は増えていても、物価上昇率の方が高いので、実質可処分所得が減少ということですね。
まあ日本企業を見ても、マクロで見れば値上げほど賃上げしてませんから当然の結果と言えるでしょう。インフレ率が直前より急に上がれば、賃金がすぐに追いつくようには上昇しないことは、過去のマクロ経済の実績でも多くがそうだった。今回だけが特別ということでもない。
ただ、日本でデフレだったときに、低所得者層の人までが「デフレのせいで生活が悪いわけで、財政出動してインフレにすれば良くなる」との旨をいっていたが、インフレにしたってその問題は解決しない。今回の事象はそれを物語っている。