東証、一時バブル後の最高値更新 節目の3万4000円超え
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株価とは「将来への期待値」です。だから上昇基調というのは心強いですね。
他方で、実体経済との乖離も気になります。資産をもっている人はウハウハなのですが、資産をもたざる人の景況感は悪いままです。ストックのある人はすぐに「含み益」として反映されますが、給与というフローの改善はどうしても遅れます。
経済格差の広がりは、社会を不安定にします。不安定な社会は、経済的に非効率で、経済成長もおぼつかなくなりますが、多くの場合、「社会を安定化させよう」という声は届きません。合成の誤謬です。
そこで期待されるのが政治の役割ですが、選挙制度の問題もあって、これは難しそうです。現実的には、民間企業のイノベーションに期待するしかないでしょう。いま米国経済が活発なのは、IT企業という業種が勃興したからです。日本経済もこの株高を背景に、経済構造を更新できるといいのだろうと思います。今年から新NISA制度が開始され注目が集まっていますが、証券会社の買付ランキングを見ると、米国を中心とする海外株式に投資するファンドが上位を独占しており、日本株はあまり人気がありません。
政府は、新NISA導入により、家計から日本企業への投資を通じて、その恩恵が家計へと還元される「成長と分配の好循環」の実現を目指していますが、過去のリターン実績から、米国株などを選択する人が多いことが背景にあると考えられます。
日本株の収益率の改善は、政府の目指す好循環にとっても、良い影響を与えそうです。バブル後の最高値更新って、バブル弾けたの何年前なんですか。
アメリカはリーマンショックの後、数年でS&P500は復活してました。
それに対して日本は30年以上前のバブルを未だに比較対象としている時点で異常です。