ブラックロック、人員の約3%を削減へ-業界の「急速な変化」を指摘
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今回、ESG周りでかなりリストラをしたのではないかというのが噂され、それが気になっている。
リストラ自体は、業界の状況や各国の雇用慣習によって起こるものだし、否定されるものではない。
そのなかで、Blackrockは、世界最大の運用会社。そしてラリー・フィンクCEO含めて、ESGについて積極的に発信している。そしてインデックス運用の商品の運用残高が多いが、インデックス投資ゆえに投資先企業の戦略とかで売買判断はしない一方で、議決権行使などでは判断を伴い影響力を持つ。
過去10年、特にここ5年くらいのESG投資の盛り上がりを牽引してきた運用会社でもあり、そのなかで今後どう変わるか。
特に下記の記事が印象的で、S&P500の構成銘柄の四半期決算説明会で「ESG」という単語の言及回数が大きく減っている。
「Responsible Business」という単語に変わってきているみたいだが、色々な思惑も当然あるだろう。
The Latest Dirty Word in Corporate America: ESG
https://newspicks.com/news/9423501
文脈としては下記などもある。
ブラックロックCEO、ESGの用語使用やめる 「政治的武器に」(2023年6月)
https://newspicks.com/news/8602431
米企業、ESG株主提案の支持低(2023年6月)
https://newspicks.com/news/8606385
ESG評価なぜばらつく? 企業間の比較難しく(2023年8月)
https://newspicks.com/news/8807679昨年、欧米の大手投資家の一角から6,000憶ドルもの資金が流出しているというニュースがあった。上場している運用会社も多いが株価もあまりさえない。パッシブやETFに負けているのが原因であるが、これだけの英知を集めていれば、何か他にできることがあるような気がする。
日本の運用会社が議決権の厳格化を強化している割には女性取締役が非常に少なかったり、トップは運用経験なかったり。。
運用サイドで人的資本の有効活用が高度化すれば、発行体へのエンゲージメントにも説得力がでてくる。