アップルの「エアドロップ」、中国が暗号解読と送信者特定に成功と発表
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エアドロップを誰からでも受信できる設定にしている人に違法コンテンツ(反政府系やエログロなど)を送りつける行為について、ハッシュ値を解読して電話番号とメールアドレスを読み取れるという技術。北京網神洞鑑司法鑑定所が開発したもので、同書は司法鑑定許可を取得。すでに850件の裁判で司法鑑定を行っているそうです
司法鉴定:司法鉴定揭开“隔空投送”匿名传输的神秘面纱 https://sfj.beijing.gov.cn/sfj/sfdt/ywdt82/flfw93/436331732/index.html中国は国民のデジタル活動も監視し、インターネットはグレートファイアウォールでアクセスは制限され、暗号化されたメッセージアプリを禁止にしたりもしています。監視網の抜け穴として、市民はAirdropを抗議活動のビラ配りに使っていたようですが、足がつくとなるとこれも使えず。中国政府による香港などの反体制派への弾圧はますます厳しくなります。
国内の情報統制を制することは、情報戦で勝つことでもあります。一方で民主主義の国では、誰もが自由に発言できるインターネットにおいて、身元を偽装したペルソナ(偽の人物)によるフェイクニュースの拡散が大きな問題になっており、情報戦に対する耐性ができていないのが現状です。これが本当ならApple側も早急に対策を考える必要がありそうですね。
AirDropは便利で個人的にも使うことが多い機能です。
一方で今までは1対1通信で安全性が確保されていたからこそ気軽に使えていました。
ネットワーク通信自体の傍受が必要なので、安易と中身を見られる機会はないと思いますが、オープンネットワークなどを介した通信はしばらく慎重にした方が良いかもしれません。