【全理解】驚きのビジネスを生む、韓国スタートアップが止まらない
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韓国、ソウル、大田など、韓国だけでも複数のブースをドーンと確保して展示してましたね。この前ソウル行った時に韓国人の投資家、ソウル大出身の起業家何人かと話しましたが、政府の認定が得られたスタートアップは、「2年間勤務すると徴兵行ったことと同じ扱い」という仕組みを使い、優秀な学生採用しまくってるみたいです。※この制度は創業者本人には使えない
またスタートアップ集積地だった江南駅近くの賃貸料がめちゃくちゃ上がってるので、ソウル大の近くにオフィス借りて、賃料を抑えつつ優秀な学生を確保するスタートアップも増えてます。CES2024の最速動画レポートの2日目は、大盛況の韓国スタートアップたちに注目。CESには1400社のスタートアップが出展してますが、ダントツの規模を誇ってるのがK-Startupです。
個人的に欲しかったのは、自分専用のサプリのセットを毎朝作ってくれる、未来のサプリマシンのiink。3Dプリンティングの技術で、ネスプレッソみたいなマシンで配合。
また世界中のコンテナ船から軍艦まで、これまで人間が水中に潜って、ゴシゴシ洗ってた船の掃除をしてくれる「水中のルンバ」も驚き。
ちなみに動画には入ってませんが、大企業ではヒュンダイの展示が面白かった。水素を使った新しい無人物流システムや、モジュール型のトラック、あとはサイコロ型のパーソナル自動運転水素車のコンセプトを見せていました。
財閥系企業やコンテンツのパワーに続いて、スタートアップ大国を狙う韓国勢をレポートです。昨年、韓国最大のスタートアップイベントNEXT RISEにて外国企業として唯一優秀賞をいただいたため、韓国スタートアップの方々と、米国のイベントにも政府支援で行かせていただきました。
旅費もチケットも全部の費用を政府形の機関が補填してくれて、現地ではVCとのミーティングをアレンジしてくれます。
当社はJ-Startupにも選んでいただいているので、海外イベントに声かけいただくことはありますが、費用的なサポートをされたことはありません。
自分で出せよって話ではあるので、それはいいのですが、、、、行って意味あるかもわからないけどべらぼうな出店費取られるCESに自分のお金でとりあえず行ってみようとはなりません。国が盛大にサポートしてくれるからの存在感です。
韓国は旅行系スタートアップも多いため、旅行系イベントでも韓国の出店ブースは他国の何倍もあります。国として出展、ソウル市で釜山市で、観光庁が出展まではわかるとして、スタートアップブースというのを用意しているのは韓国くらいです。
正直、こういったイベントのROIが高いとはまったく思いませんが、世界の中での存在感は、国として確実に高くなっているのを感じます。各社でなく、国として闘ったほうが存在感出るのは間違いない。
今、韓国は日本の比ではなく格差が広がっていると言われています。出生率はとっくに1を切っており、若者少なくなっているのに失業率はひどいです。就職しない、仕事しない、恋愛しない、結婚しない、もう何もしない。一つや二つでなく、全てを投げ出すN放世代とまで揶揄されるほど。
その一方で、エリートの意識は非常に高く、バイタリティもそれを許容するサポート体制もあります。
全部を得ることはできません。日本も、自分たちのポジショニングを見つけていきたいですね。