生成AI 日本企業が開発した国産サービスの提供 相次いで開始へ

コメント

注目のコメント

• 比屋根 一雄

  三菱総合研究所 執行役員兼研究理事 生成AIラボセンター長

  ・2024年01月09日

  GPT-4の英語と日本語の性能差を考えると、国産LLMには期待せざるを得ません。放っておくと日本語は後回しになり、世界から取り残されかねませんから。
  
  ただし、超大規模言語モデルは資金力とデータセット確保の観点から難しいのも確かです。当面は数100憶パラメータクラスの軽量(?)LLMで日本語かつ分野特化のモデルに注力するのが現実的かもしれません。
  
  Llama 2等のオープンソースLLMの日本語ファインチューニングも有力な方法です。各社取り組んでいますので、これが私の一番の期待です。
• 井上 裕美

  日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 代表取締役社長

  ・2024年01月09日

  生成AIの国内サービスが多数出てきて、そのサービス範囲も広がりますと、様々なデータの信頼性やAIの品質も比較しながら、活用のシーンが益々広がっていくと思います。
  そして生成AIを提供し構築する側、また活用する側の双方でのAIの倫理、セキュリティやAIガバナンスが益々重要になってくると思われ、組織全体や企業全体での理解を更に高める必要があります。予めどのようなところにリスクがあるものなのか、リスクが課題として出てきてからその対処を考えるでは遅い為、予めAIが浸透することでの起きえるリスクと対処を学習することも、必要ですね。合わせて、生成AIのサービスの種類だけでなく、市場でこれだけ活用のシーンが増えてきますと構築できる人がAI人材としても必要となってまいりますため、人材育成のテーマもホットだと思います。
• 倉嶌 洋輔

  （株）Focus on 代表取締役 ／『AI時代のキャリア生存戦略』著者

  ・2024年01月09日

  生成AIの根本部分の自前主義にはとても疑問です。
  
  環境負荷もかかるし、先行するOpenAIやGoogleには投資金額や学習量、人材面、AIの論文数など、かなり多くの点で追いつけるとは思えません。
  
  そのため、彼らが作ったLLMを生かした製品づくりや社会実装など、ドラえもんのような柔軟な発想が得意な日本の持ち味が生きる所で勝負すべきだと思います。