栗山英樹 × 柳井正 「世界一を目指す」ためのリーダー論とは
コメント
注目のコメント
TV番組のほうも見ましたが、一番印象的だったのは、失敗を失敗と部下に正確に伝えてあげることの大切さです。
人材育成論で、よく、失敗を恐れないチャレンジ精神が大事と言われますが、失敗した後にどうすればその人が成長するかについてはあまり論じられてこなかった気がします。
失敗した人に自分で考えろと言うだけでは、本人が失敗を他責や運で片づけてしまうかもしれない。そうすると、また同じことを繰り返してしまう可能性が高いし、もっとも伸びる機会を逃してしまいますね。
失敗をオブラートで包まず客観的に正確に伝え、それから本人にどうやって自分が立ち直るか考えさせるのが一番いい指導方法だというのは、日常の1on1にも当てはまりそうです。
最近、職場におけるアサーティブなコミュニケーションについて考えることが多いのですが、その点でもとても参考になりました。>だから失敗したんじゃないかということと、伸び悩んでいるんじゃないかいうことを正確に伝えてあげるっていうのが一番いいんじゃないですか。それから自分が考える。それで、自分が考えてどうやって自分が立ち直るか考えてみろって。それが一番いい指導方法なんじゃないですか。
これは難しい。
難しいというのは伝えることが難しいとかいう話ではなく、私のようなバックオフィス部門だと『失敗させられない』ので、失敗が起きないんですよね。
誰かがフォローして、必ず成功に持っていく。だから失敗していることを伝えたくても、そもそも失敗が存在しない。
組織として動いている以上、誰かのフォローをすることも、フォローされることも悪い訳じゃない。フォローを受けたからと言って失敗とも言えない。
なので失敗が起きない。
個人としてのチカラに依拠せず、組織としてミッションを達成するように組織力を高めれば高めるほど、個人の育成は難しいんですよね。失敗経験を積めないから。トップダウンとボトムアップの話がとても印象的でした.
リーダーが明確な方向を示すことで,下から出てくる意見が同じ方向を向き,全体としてまとまりを持つのですね.
例えば個人間のコミュニケーションで考えてみても,「特に目的地は無いけどみんなの意見聞かせて!」よりも,「〇〇に行きたくてこう考えているけどどう?」の方が答えやすいですし,ブレないですよね.
>>一方通行をまずやらないと。トップダウンかボトムアップかって言うでしょう。でも、トップダウンがないところにはね、ボトムアップないんですよ。
リーダーはリーダーとしてね。明確な指針。その小さいところから大きいところまで。
自分たちがこういう風にするんだよっていうことを言わないかぎり、そっちの方向へ行かないでしょう。