【白熱対談】教育界の異能激白。今必要なのは「自立できる子」だ
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岡田「例えば、公園でちょっとけが人が出たら全部の遊具が使えなくなるし、臨海学校で死者が出て裁判で学校が負けたら、みんな臨海学校をやめる。何もリスクがない、何もしなくても生きていける社会になって、人間が家畜になっているとさえ思っていました。」
工藤「日本の学校教育は全く変わっていません。極端に言えば、明治維新から変わってない。」
「そもそも、人間はみんな生まれた時に「やりたいことをやる」という主体性を持っている。なのに、親や周りからあれこれ言われるうちに、小学生くらいで主体性をなくしてしまいます。」
例えば
「公園に自分の子どもを連れていった親が、よその子どもの親に「うちの子も一緒に遊んでいいですか」と聞くと、相手の親が「どうぞ」と言う。
さらに、親が「シャベルを貸してあげたら?」と言って、相手の親も「ありがとうって言わないの?」と返す。「これが日本の教育で、これでは子どもにとって、主体性や当事者意識が育つはずがありません。」
次の時代は、
岡田「前面に出て「俺についてこい」とグイグイ引っ張るタイプのリーダーではなく、周囲を巻き込んで多様な人材を集め、希望あふれるコミュニティを作れるような人材ですね。」
工藤「とにかく、子どもが持っている主体性をつぶさないことです。」
親『大丈夫だよ。そのままでいいよ。ありのままでいいよ。』
注目のコメント
これまで長く続いてきた、とにかく与える学校教育から、子どもたちが主体的に選び、学ぶスタイルにどう変えていくか。
我々教職員が一旦すべての思い込みや成功体験を捨てて、自ら探究し続けることが必要だと思います。保護者のみなさんも含めて。
校長として、自分自身がエラーandラーンを実践し、これからの時代にあった学びの場づくりを模索してまいります。考えさせられるいい記事と思いました。「自主性」は学校だけでなく多くの企業でも叫ばれています。ただ、自主性vsわがまま、当事者意識vs協力、権限移譲vs放任(岡田氏のいう民主主義vsポピュリズム) などなど振り切りさえすればよいものではなく、工藤氏が指摘されているよう失敗しながらバランスをみつけるという面倒で痛みの伴う過程を伴う。それを嫌う、あるいは耐えられない両親や上司、あるいは自分にどう向き合うのか。しかもバランスも世の中の変化につれて変わっていく。楽をしちゃいけない、ってことなんでしょう。
子供の主体性の重要性、とても共感します。日本では受験中心のインプット型(暗記)教育ですが、欧米ではアウトプット型教育という大きな違いが、一番変革しなければいけない点だと思います。
アウトプット型授業だと、グループワークの宿題やディベートの時間で多くの学生が自分の意見を言い合ったり、学生が自らアウトプットするワークが非常に多いです。私自身、アメリカ留学先の大学で、当時日本との大きな違いに驚いたものです。
アウトプット型授業の場合、学生は主体性がないとついていけないし、クラスメイトの主体性に刺激を受けます。
自立するためには、book smart(学校の成績)よりもstreet smart(社会を生き抜く賢さ)が大事だと、アメリカでよく耳にしたものです。アウトプット型教育が日本でも広がっていくと良いですね。