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肥満症薬、世界で利用急増=日本も2月発売―市場30年に16倍か

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    急成長分野では、その盲目的な急成長からなんらかの歪みが生まれる傾向があると思います。肥満が幾多もの疾病の原因であることは間違いなく、治療に手が届きやすくなることでポジティブな影響が生まれることを期待しますが、同時にそれを上回るネガティブが生まれる可能性も懸念します。

    以前にも指摘しましたが、容易に目が向けられるところでは、長期使用による安全性は必ずしもクリアではありません。薬剤使用の増加に伴う甲状腺腫瘍の増加、自殺の増加などが懸念され始めています。安全で安価、より多様な健康上の効果が期待できる運動習慣などの介入が軽視されることによる「間接的なネガティブ」も懸念です。

    そして何より、より効果的な介入が可能となる物事の上流への関心が薄れ、それが下流に流されていき、ビジネスも大量の金銭の投入も下流でヒートアップしていくのは本当に皮肉なことです。人が溺れる前に未然に防ぐことを放棄して、溺れた後に助けることに躍起になるのに似ています。どちらも大切は大切ですが、下流での仕事の方が派手で目立ちやすいのです。


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    総合内科医 医学博士

    GLP-1受容体作動薬は、糖尿病や肥満の治療薬としてはこれまでにない画期的な効果を臨床試験で示したことで注目されてきました。さらに、追加の臨床試験で心臓の病気を保護する効果も示され、今後新たなメリットが発見されるという期待感もあります。

    一方で、肥満や糖尿病がない方、特に元々痩せている方が使用するとメリットよりもデメリットが上回る可能性があります。例えば血糖値が極端に低下したり、膵臓という臓器に炎症を起こしたりすることで、入院が必要になる場合もあります。また、甲状腺の腫瘍や自殺のリスクが増えるという研究結果や報告も上がっていることから、今後の副作用に関する調査報告やさらなる臨床試験の結果を注視する必要があります。


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    慶應義塾大学 経済学部教授

    医薬品の議論をする際、それが公的医療保険(ないし公費)の適用を受けて処方されるものなのか、民間医療保険のみしか適用されずに処方されるものかを、明確にした上で議論されないと、その実態を見誤る気がする。民間医療保険のみしか適用されない、あるいは自由診療(全額患者負担)なら、その処方は、公的医療保険が適用されて処方されるより、その医薬品は容易に処方されがちになる。どちらが良いかの是非というより、医薬品需要の薬価弾力性(薬価が1%上がった時にその医薬品の需要が何%減るか)が実態を左右しうることを踏まえる必要がある。


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