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シャネルの調香師が語る「No.5」の進化と変わらない哲学

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    Kaori Nakano Co.,Ltd. イギリス文化を起点に、ダンディズム史、ファッション史、ラグジュアリー領域へと研究対象を広げている

    香水の聖地でもあるグラース。「グラースで栽培されるジャスミンの花の90%は、ミュル家の家族経営の農園がシャネルのために栽培」と記事にありますが、ディオールやゲランのためにそんな風に栽培されるバラやアイリスなどもあると聞きます。

    ブランドの始祖ココはNo.5を作るときに「バラやジャスミンの香りではない、複雑な女の香りがほしい」と調香師エルネスト・ボーにオーダーしました。何十種類もの花の香を統合するために、初めて合成香料アルデヒドを使ったのも画期的でした。アール・デコのボトルは上から見るとヴァンドーム広場。

    そんな初期の伝説やグラースの農家との契約の話、さらにいえばマリリン・モンロー(眠るときにNo.5を着る)やブラッドピット(No.5の歴史における初の男性アイコン)などなど、100年間の歴史におけるすべてのユニークな要素がブレンドされてシャネルの香水のストーリーに寄与し、ブランド価値を高めていますね。


  • 株式会社農天気 代表取締役農夫

    シャネルが農園とつながっているイメージはあまりなかったので面白く読ませていいただきました。
    1時間350g収穫されるジャスミンの花をいくらで買い取っているのが気になるところです。温暖化でだいぶ影響うけているのではないかと思います。


    ちょっと調べてみましたが、さすがに世界ブランドは付加価値をつけるストーリーを作るテクニックがすごいなという印象でした。

    農業として考えた場合、そこは生産性向上、スマート農業技術で1時間で3.5キロ採れるようになりました!とか、バイオ技術でミュル家のジャスミン1株から倍の収穫量が実現しましたとか求められていない感じがすごいですしW

    「90%以上がミュル家のジャスミンです」というのと「90%以上が佐藤家のジャスミンです」っていうのでは全然印象が違うでしょう。もはやそれは農業的な品質や技術を飛び越える長年培った何かです。
    ドラえもんから綿々と続く日本人の「おフランス」コンプレックスは健在ですね。

    引用
    シャネルN˚5 数字の秘密

    1kgのバラは、約350輪。
    1kgのジャスミンは、約8000輪。
    1人の花摘み人は、
    1時間に5kgのバラを収穫します。
    1人の花摘み人は、
    1時間に350gのジャスミンを収穫します。
    400kgのバラの花から得られるローズ
    アブソリュートは、わずか600gです。
    350kgのジャスミンの花から得られる
    ジャスミン アブソリュートは、
    わずか550gです。
    グラースで栽培されているジャスミンの
    90%以上が、ミュル家のジャスミンです。
    ミュル家が生産するジャスミンの100%が、
    N˚5の香水に使われます。

    N˚5の香水の30mlのボトル1本には、
    1000輪のグラースのジャスミンと、
    12輪のグラースの
    ローズ ドゥ メが使われています。


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    ㍿Laboro.AI 執行役員/マーケティング部長

    あらゆるもののデジタル化が進む現代において、香りというものはある意味人間らしさが残る「最後の砦」だと言えるのかもしれません。

    センシングやAI技術の進化によって、ファッションの一要素でもある視覚(見た目)、触覚(心地)などは、ある程度の数値化が可能になり、デジタル技術での表現も試みられています。

    一方で香りは、その複雑さがゆえにセンシングや再現が難しい上に、また商品説明文に関われた言葉だけでは表現できない・伝わらない非言語特性が強いことから、体験した人のみがその価値を知ることが側面が強くあります。

    ラグジュアリーブランドにとってみれば、他企業が見た目に模倣しやすいファッション雑貨などよりも、むしろ香水のような非言語特性が強い商品の方が、そのブランドのオリジナリティを表し、歴史や哲学を優位に堅持できる要素にもなり得ます。

    「より奥深く、より人間が作り出したものらしい香り」をテーゼとするシャネルのNo.5は、たとえその香りが変わろうとも、言葉を超えた哲学に基づいて存在し続けるのだと思います。


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