緩やかな円高・ドル安=日米金融政策に転機―24年の為替展望
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「市場が効率的であればさまざまな予想(期待)は瞬時に現在のプライスに織り込まれるはずであるので、市場の先行き予測は困難である」ことは経済学の入門編で誰もが学ぶことですが、(プロ野球等と同じく)「先行きの予想」を求めたがるメディアが多いことも仕方ないとは思います。
例えば物価であれば、ある程度の慣性効果が働きますし川上物価が上がればどの程度のタイムラグを置いて川下に波及するかといった分析も可能で、金融市場のプライスよりは多少は予測しやすいはずですが、それでもここ数年は世界中で予測を外しまくっているわけです。「市場の先行き予測」といったものは、ある程度距離を置いて冷静に見る姿勢が重要と思います。
注目のコメント
日銀はYCC政策修正など超金融緩和を収束させる、米国は利上げから利下げに転ずる、だから円高になる、という見立ては、去年の今頃と全く同じです。まず、この事実に気を付けましょう。
記事に出てくる識者(?)のコメントは、すべて円安を主張している。
2023年は8年周期の円安ピークと合致しており、相場サイクルの観点からは2024年以降の数年は円高だろう。