世界初、KDDIが1409次元の暗号を解読。耐量子暗号に活用へ
ASCII.jp
42Picks
コメント
注目のコメント
当然ながら超高性能な計算機に暗号のみを解かせれば1409次元の暗号は解けますが、だから一般的な暗号化技術もすぐに問題である。というわけではありません。
ただ、全く暗号化していないものに比べて簡単なものでも暗号化をしておいた方が被害に遭いにくくなります。
玄関に鍵をかけているか、いないか。などと同じです。
この先もっと高度な暗号化が重要な部分では採用されていくでしょうが、基本的な領域においては簡単な暗号化でも積極的に使うことで簡単に情報を読み取られないようになります。暗号研究は国家安全保障の意味からも極めて重要です。しかし、基礎研究なので普通の企業には手が出ません。伝統的にNTTとKDDIはこういった基礎研究にも一定取り組んでいて頭が下がります。
KDDIが世界で初めて1409次元の暗号解読に成功したそうです。10の56乗通りの解候補が存在しており、その解読のために必要な計算量は2の63乗とのこと。
KDDI発表:https://news.kddi.com/kddi/corporate/topic/2023/12/26/7153.html