「キスがしたい」「食事に」女性経営者を追い詰めるセクハラの実態
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なかなかセンセーショナルな出だしですが、誇張はないと思います。毎日新聞にて女性起業家とセクハラに関してのシリーズが始まりました。エコシステム全体の問題であり、看過できません。
フィンテック・スタートアップなどに詳しい毎日新聞の岡記者がかなり深いリサーチをしながら丁寧に取材しています。私もマクロ的な情報提供や体験談やグローバルで行ったリサーチなどを共有し、少しでも現状が変わればと願うばかりです。
もう何度も思いますが、
皆、もっと言い出していいんだよ、と思います。
多くの女性起業家で成功している方は「え?女性かどうかなんて気にした事なかったです!」と言う元気な発言もされますし、事実そうなのかも知れません。でも、そんな意見を見るたび、私は気持ちが暗くなります。
なぜなら、現実は、諦めた人、精神的にダメージを食らいすぎた人など、累々と積み上がっています。不運にも、最悪なケースや最悪な担当者や最悪な取引先にであってしまったことが原因で。
その人たちは「成功」にも「1兆円企業」にも「グローバル」にも「ユニコーン」にも名前は上がりません。だって、もしかしたらそうなれたかもしれませんが、どこからか人生が狂ってしまったから。
どこかで怖くなったりトラウマになったりして、抑制して生きざるをえない状態になった女性起業家たちがたくさんいます。それが原因で、起業家を辞めた人もたくさんしっています。
私は本当にたくさんの悩みを聞きました。私も経験しました。回復には多くの場合時間がかかり、誰かに話せるようになるまで時間がかかる。誰にも伝えられませんが、一つ一つ受け止めるしかない。私は受け止めることだけでもしています。そして、どこかで私はリベンジを狙っています。
それは本当の個人的復讐ではなく、社会が変わり、こう言うことをした人たちが恥ずべき行為であることを思い知ることです。それでも報われない人はいると思いますが。
グローバルだのユニコーンだの分かりますが、その前に手前のやるべきところから、手を付けていかねばと。それはこう言うスタートアップにおける人権的な話なのです。
このシリーズが少しでも多くの人の目に届くといいのですが。