スタートアップはどうすればグローバルで成功できるか
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流石の論考。五常についてはそれなりに詳しいのですが、私としてこれは重要だったかなという視点は以下の点です。
一つ目は、「異質性による負債Liabilities of foreignness 」を克服できる強い訴求価値value propositions.
五常でいうと、日本という環境と創業者の実績と個性に支えられた圧倒的な調達コストの低さ(&容易さ)による低コスト資金(金融事業なのでコア中のコア)。
二つ目は、圧倒的な認知的多様性を束ねるコーポレートバリュー(企業の根源的価値観)。五常という言葉自体が体現する事業価値の真ん中に定めた社会価値、顧客貢献の精神。これがあったことで現地の方々の信頼を勝ち得、個性の溢れすぎるメンバーが一つになれた。
三つ目は、運。身も蓋もないですが、、、運は外せないですね。ただ、不運を切り抜けるだけの胆力が持続したのと、運を掴める可能性のある挑戦を繰り返したことが、結果的に運に恵まれた理由かとは思います。
まだまだなので、引き続き全力で支援します。
注目のコメント
先日、スタエブ("Start up Everytime”)にて「スタートアップのグローバル展開」について議論するセッションに登壇しました。主に五常・アンド・カンパニーとMUJINを主題に議論したわけですが、そのセッションの内容を踏まえつつ、改めて日本発スタートアップがグローバル展開する上での「知っておきたい」大事な点を<日本発スタートアップがグローバル展開する上での心得10ヵ条>
として共有しておきたいと思います。
1社でも多くグローバルで価値提供できる日本発スタートアップを創出できればと思います。このところ、色々と考えていたテーマなので、大変勉強になりました。隅々まで読み、考えをまとめる価値のある記事でした。
本記事からはそれ、また、創業地が日本ではないですが、日本人創業のAnyMindやOpnは、アジア市場で存在感が高まっています。特に、AnyMindのローカル企業のM&A攻勢のテンポの速さには舌を巻きます。まるっとローカルチームを入れてしまう。スタートが日本ではないので、必然的に各地の市場を考えるし、そもそも、アジア各地で勝っていくという前提でスタート。創業時点の立ち位置が違いますね。グローバル、難しいですね・・・。知人が海外でも有名な某スタートアップでエンジニア組織のマネジメントを担当していましたが、英語が喋れても海外水準の報酬を出せても、「自分の職歴に箔がないと良いエンジニアを採用できない」と言ってました。グローバルなビッグテックで働いたことのない自分では、良い海外エンジニアを採用できないし、マネジメントできないと。結局彼はまさにビッグテックに転職しましたが、ずーっとその言葉が引っかかっています。競争環境も激しいですが、海外で通用するエンジニア組織を作るのもすごく難しい。