第一生命、ベネフィトＴＯＢ価格2123円に決定－税務メリット反映
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エムスリーが1600円、第一生命は1800円以上とはしていたがこれまで決めていなかった。そのなかで第一生命が発表してから株価は1900-2000円ほどを推移していたが、そこからさらに上回る水準。
エムスリーは、TOB期間を来年1月17日まで、先週延長を発表。第一生命の発表があった後ではエムスリーに応募する合理性はなかったが、今回の第一生命のTOB価格決定を受けて、エムスリーがどう動くか。
とはいえ、同じ価格でもパソナにとっては完全買収による税メリットでスキーム的にも第一生命がエムスリーを上回っていた。完全買収かつ第一生命を上回る価格じゃなければ、中長期成長でさらに上げられるといったメリットをエムスリーが提示しない限りは厳しい状況に見える。
エムスリー、ベネフィット・ワンに対するＴＯＢの期間を延長 来年1月17日まで（12月12日）
https://newspicks.com/news/9315474
第一生命ＨＤがベネフィット・ワンに対抗ＴＯＢ、１株1800円以上（12月7日）
https://newspicks.com/news/9294530既存株主に対してＴＯＢに応募せず、終了後に自社株買いに応じてもらうことを前提とする枠組み、なるほど。それを少数株主と利益を分け合うという構図は少数株主から見て受け入れ易いですね。ベネフィットの特別委員会も大変だなと個人的には思います。
エムスリーは上乗せしてくるのか？
一般株主は、第一生命に応募するに決まっているので、ベネワンも応じる以外ないのかと思う。エムスリーが獲得したいとなれば、更に上乗せして、全株買って上場廃止へ向かわないと無理てばないだろうか
