11月の貿易赤字、7769億円 2カ月連続、輸出振るわず
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季節調整値で見ても、輸出が前月比▲1.8%の一方で輸入が同▲2.7%となり、貿易赤字額は前月から▲18.4%減っています。
品目別の動向を見ると、部品不足の緩和や円安進展などに伴い自動車や半導体の輸出額が増える一方で、円安を上回る化石燃料価格の低下や省エネ進展などにより石炭や天然ガス、原油の輸入金額が減っています。
今後は世界経済の減速懸念があるものの、半導体の在庫調整終了や、依然として自動車のペントアップ需要が旺盛なこと等から、経済減速の観測に伴い化石燃料価格の落ち着きが続けば、更なる貿易赤字の縮小が期待されるでしょう。中国の変調により、あちら、特に石油化学の会社は「一人負け」の様相を呈しているようです。品目によっては「輸出(そうしないと在庫はけない。基本中国はこれまでほぼ輸入ポジションでした)」までしているようです。国内マーケットをはるかに超える能力を持つ韓国メーカーなど、そのあおりを大きく受けているようですが、わが国も「輸出の比率が高かった」品目に影響が出ているようです。
これが貿易統計にどの程度のインパクトを与えるのか、までは知らんのですけど、笑(工作機械なんかもあんまし売れなくなってるみたい、ですね)。