Apple Watch巡る特許紛争、マシモのCEOは和解をいとわず
コメント
注目のコメント
ピンチの時に、その人の人格が分かると言われておりますが、企業もそうですね。
こうした場合に取れる主な方法は限られているのですが、企業の性格(カルチャー)と重要度によって企業の本質が見えてくると思っています。
1. 和解する
2. 争う(自分達に正当性がある場合は裁判も必要。後は時間を稼ぎたい場合なども)
3. 相手の権利を潰す
4. 権利を迂回する
5. 売買にての決着
ちなみに、マシモの第3四半期は売上高は前年同期比12.8%減の4億7890万ドル、営業利益は54.0%減の2520万ドル。
アップルは、2023年7〜9月期決算は、売上高が前年同期比1%減の894億9800万ドル(約13兆4700億円)、純利益が11%増の229億5600万ドル。
こうなると、マシモ側が和解に対してオープンなのは分かります。
とはいえ、個人的には目先の業績より、テクノロジーの可能性を広げる組み合わせになるのではと、思いワクワクしてしまうのですが。
https://us.kabutan.jp/news/n202311080295
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN021YO0S3A101C2000000/技術や特許、デザインというのはAppleにとってはコアバリュー。(Timの得意領域である契約とSCMがそれを支えている。)
特にソフトウェアとハードウェア、そしてOSの三位一体がAppleを最強の会社に押し上げている。
マシモに対して譲れないのはそれがAppleにとって最も重要な付加価値だからだ。三星とタブレットのデザインで延々と過去に訴訟し続けたのも、クアルコムと5Gチップで揉め続けたのもこれが理由だ。コアバリューをしっかりと押さえていれば、Appleの経営は揺らがないが、ここが崩れると、利益を取りっぱぐれてしまう。こんなAppleとの賭けに言わば勝ったクアルコムは利益をしっかり確保してる。マシモは大金星だが、持久戦になれば不利だ。早めに手打ちをするのが望ましい気はする。