海運業界、遠回りルート数週間迫られる事態に備え-紅海での混乱悪化
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フーシ派は親イランの武装勢力とされており、トランプ政権末期にテロ組織に指定されましたが、バイデン政権では解除されました。
フーシ派はイエメンの小中等学校に、同派のスローガンである「米国に死を!イスラエルに死を!ユダヤ人に呪いを!イスラムに勝利を!」を唱えるようにとの通達を発するなど、過激な思想、強硬な姿勢が知られています。
米国のオースティン国防長官は、国際社会が一致して対策をとらなければ商業船に対する脅威は続くと強調し、各国へ協力を呼びかけていますが、フーシ派はハマスへの支持表明で船舶を攻撃しており、おそらくガザにおけるイスラエルの対ハマス攻撃が続く限り、フーシ派による攻撃は止まないのではないかと思います。
フーシ派は米国による有志連合に関し、「イスラエルを保護し、イスラエルの船舶を保護するための同盟で、パレスチナ人、パレスチナ自治区ガザ、アラブ・イスラム諸国に対する侵略の重要な一部だ」と既に非難しています。
https://jp.reuters.com/world/security/DHGSYAFFKZKBVE7Q3JRYZ7ZH2U-2023-12-19/
フーシ派は、新イランの武装勢力として、紅海を通る商業船への攻撃を続け、この地域での存在感を増していくことが予想されます。迂回が起こると,1-2週間程度の遅れが発生します.
(コンテナ船は定曜日運航なので,10日遅れるのであれば14日遅れにすると思われます)
燃料費,船員さんの人件費,減価償却費などが生じますが,
一方でスエズ運河の通航料(+減速運航が発生した場合は燃料費の節約分)はかからなくなります.スエズ運河の通航料は数千万円に上りますので輸送コストは上がるかどうかは状況によって変わります.
こういったことや現状の運賃がかなり低いこと,この状況がどれだけ進むのかといったことも考慮しながら対応が進むのではないかと思います.フーシが拿捕して1ヶ月ほどが経ちました。
結局1隻だけをやっただけです。
何のためだったのかという疑問が残ります。
推論として2つ上げられます。
① 紅海に欧米の力を分散させて、ウクライナ支援を弱らせロシアに利する結果を引き出す。
② 貨物船の航行が危険となれば、船舶運賃の市況が上がるのは当然で、それを利用して相場で儲けることができる。
具体的に見ると11月の拿捕以降、ロンドンのバルチック海運取引所の指数は、2000割れの水準から高騰を始め、12/4に高値3346を付けています。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/BDIY:IND
(チャートを一年にするとよく分かります。)
10日ほどで70%近く上昇していることを考えると、事前にそういったポジションを取っていたら、ぼろ儲け出来たと言えます。
フーシのバックのイランがそういった行動を取り、外貨を稼いだ可能性があるとしたら、どうでしょう。
アラーの神の賜物って言うのでしょうか。
ところで紅海の安全航行のために欧米は共同で軍を派遣すると言ってます。
日本はどうするのかな。
まさか今更憲法9条なんて言わないよね。
でも議会の予算審議が紛糾することで参っているバイデン政権は、日本に金を出してくれって言ってきてるような気がしますね。
日本には予備費という制度があるので何とでもなりますからね。
https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/selection/detail.aspx?value=1964