信越化学、米エチレン新工場に1700億円投資 18年前半に生産開始
日本経済新聞
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先日Picks内で盛り上がっていた信越・金川会長の2012年時の記事も参照。ちなみに信越は時価総額的には日本最大の化学メーカー。売上では違うが、後述するようにコンスタントに利益しっかり稼いでいる。
信越は塩ビで世界最大のプレイヤー。エチレンはその原材料の片割れで、従来は記事と高橋ANのコメントにあるように、Dowから外部調達していた。
それを内製にするというのがポイントだが、投資検討していたのはシェールが盛り上がって、原材料バランスとしてアメリカが強くなる中、Dowとかも国内強化してたタイミング。そこから原油価格・ガス価格は大幅下落して現在に至るが、投資計画実行。
こういう「冬の時期」にしっかり投資しておくことが次につながっていくし、そこの市況感の強さと、こういうタイミングで投資できる財務体力が信越の強さ。ただ、ほぼ無借金経営で、ROEは7%くらい(営業利益率はコンスタントに15%くらいをたたき出している)。ここも株主還元要求が上がってきてもおかしくない会社。
https://newspicks.com/news/928809/ざっくりと、1,000億円以上と言われいたエチレンの工場だが、1,700億円投資と。信越化学の場合は、その内容より、投資のメリハリがついているので投資のタイミング、生産時にはどのようなシナリオなのかが気になります。ちなみに、外部調達していたところというのはダウ。