JR西日本の「サバ養殖」事業はその後どうなったのか?
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とくにインフラ系の企業では養殖事業に進出する企業が少なくありません。SDGs観点や新規事業創出、工場跡地など未使用リソースの有効活用などが背景にあると思います。
ですが、サバやタイ、サーモンをはじめ、陸上養殖の技術は確かに高度化している一方で、事業として収益化し、成功を収める企業はそう多くはありません。
それぞれの魚特有の養殖ノウハウや水質管理、流通・販売経路の構築・確保などにはやはり専門的な知識・人材が必要ですし、各地域の漁業と競合するともなれば地元の反対を招くことは避けられません。また、そもそもすでにスーパーでも販売している魚種ともなれば、「お嬢サバ」のように“売れるブランド”と認知されるためには多大なマーケティングコストも必要になります。
上記のような安易な思惑で漁業に進出する企業は数多くあれど、こうした様々な問題を解決し、事業としても地域としても活性化させることを成功させている点において、JR西日本さんの取り組みはかなり特別なものだと感じます。
長年に渡って地域にしっかりと根付いた活動として推進されているのではないかと想像しています。水産業界に身を置くものとしてあくまで私個人の認識です。
JR西日本は養殖事業者というよりも業態としては卸売事業者であると認識しています。
「お嬢サバ」「白雪ひらめ」など消費者の気を惹くネーミングセンスが抜群で、マーケティングの力で販路を拡大しています。
陸上養殖からは撤退したという方もいますが、うまくピボットできたというべきかと思います。過去にはウマヅラハギも養殖されていて、その時一度購入して食べたことがあります(当時は別に身の乗り具合が普通で価格は若干高めなので、わざわざリピートしないかなという感じ)。
現在では品種も増えてさらにレベルアップしていると思うので、まだどこかで買おうかな