あたらないカキで株価6割高、ノロウイルス除去の完全陸上養殖に活路
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これがいかに革新的なことか。
通常、カキは海面につるしておけば勝手に成長する「無給餌養殖」という手法をとります。
「無給餌養殖」のメリットはコストがかからないこと。
発生するコストは稚貝のコスト、フジツボ除去の人件費くらいで左記以外のコストがほとんど発生しません。
出荷前に数日、海洋深層水で飼育すればノロウィルスのリスクもかなり低減できます。
一方、陸上養殖でカキを育てる場合、海面養殖ではコストがかからなすぎる分、施設運営などのコストの発生が課題になります。
陸上養殖施設の設備代、ポンプなどの電気代、人件費、エサ代がかかりすぎて、全くペイできません。
仮にエサ代が1%になったとしても、それだけで採算ラインには乗らないので、
行政の支援を受けられる沖縄の特殊性と、陸上養殖施設代や電気代を安く抑える努力がこの裏にはあるだと思います。完全に実用化できたらかなりのインパクトですね!
海洋深層水は漁業や水産業でかなり使われており、とても良い解決策と言えるでしょう。
海洋深層水に恵まれている地域は、ラッキーです。
そうじゃないと汲み出すのにめちゃくちゃお金かかったりしますから。
こちらの記事に出てくるみなさん(料理人含む)は理解していることだと思いますが、たまに一般消費者のみなさんで「牡蠣にあたる」を全部ノロウィルスのせいだと思ってる場合があるので、そこは注意ですね。
ノロウィルスの他にも、ビブリオ菌だったり、普通に鮮度落ちて腐りかけてたり、貝毒の場合もあります。
あとはアレルギーがある人とか、その日体調が悪いと生の海産物でお腹くだす人も。
ざっくり言ってしまえば、その日の牡蠣との相性ですね。
なんでもかんでも牡蠣のせいとか生産者のせいにしないでもらえるとありがたいなぁ、とたまに思います。
食べ物はなんでもそうですけどね。夏も記事になっていました!生ガキ好きには朗報です。
陸上養殖は今とてもホットな分野ですが、こういう付加価値はマーケティングもしやすいと思います。
↓8月の記事
https://newspicks.com/news/8743651?ref=search&ref_q=%E9%99%B8%E4%B8%8A%E9%A4%8A%E6%AE%96&ref_t=top