米住宅ローン金利が７％を下回る、８月以来－フレディマック

コメント

注目のコメント

• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2023年12月15日

  住宅価格は時期によっても地域によっても変動が大きいので一概には言えませんが、仮にケースシラー住宅価格指数を指標に取るなら、インフレが激しかった２０２１年から２０２２年に掛けては年率２０％近くの上昇でした。２０００年を１００として今の数値は３１８.５９ですから、長期的には年率３.７％ほどの上昇です。
  年率２０％も価格が上がるなら７％前後の固定金利で借りても割に合いますが、年率３.７％ほどならどうなのか。「高金利で購入を様子見していた買い手が市場に戻ってくる可能性が高まる」としても、金利が更に下がる可能性もありますし、６.９５％の金利で住宅ローンを借りて買う勇気は私にはないですね　f(^^;
• 木下 智博

  追手門学院大学 経済学部 教授 兼 経営・経済研究科 教授

  ・2023年12月15日

  米国住宅ローンの高金利は、この記事にありますように住宅の購入意欲を抑える効果がありますが、今回の引締め局面では、これに加え、過去の低金利で住宅を購入できた家計が住宅を買い替え転居する意欲を抑えたことで。中古住宅の供給を減らす、という効果も惹き起こしました。
  わずかに金利が下がったことで、住宅の需要と供給の両面の「雪解け」が進むのか、注目されます。