岸田首相、新体制も厳しい前途「低空飛行どころか潜水艦」 総裁選出馬できず退陣の見方も
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岸田下ろしを試みる大物政治家が与党にいないのは当然のこと。今の事態を招いた責任は岸田さんにあるのだから「首相には身をていして難題を片付け」させるべきで、怒りに任せて無理に引きずり下ろせば、自ら火中の栗を拾うことになりかねない。そんな貧乏くじを引きたい人はいないはずです。
私は別の政党を支持していますが、それでも政権を任せられるのは自民党であろうと考えていました。やはり、安倍政権の安定感たるや、特に外交面では他の追随を許さない技術がありました。
その後の菅政権には安定感こそ感じませんでしたが、歴代首相が据え置いてきた日本の行政の課題を浮き彫りにし、高い行動力と実行力を持って改革にあたってくれたと思います。まぁ、はっきり言って長期政権に向くような運営の仕方ではありませんが、どうか長く政治家の世界にいてほしいと思う方です。
そしてこの岸田政権も安定感という意味ではある程度評価できそうな気が当初はしていたのです。歴代総理があまり触らなかったもの、言い換えれば、やっても評価されないし地味だからやらないというようなことをコツコツコツとやっていた姿勢は大変好感が持てました。
どうせなら、そのままコツコツとやってくれれば良かったのに。ある日から、経済対策に熱心になり、それがどれもこれもちょっと惜しい。最悪なのは国民生活にあまりに大きな影響を与える意思決定を矢継ぎ早に打ってしまったことです。いくら給付や一時減税が行われようとも、現代の国民にこれ以上の負担増を行うのは現実的ではありません。社会不安を煽り、消費減を招くだけです。
経済対策とは、そもそも増減税や歳入歳出の調整のみで行われるものではなく、国内の多様な経済活動に対して政府が調整を加えることで行われます。例えば、規制緩和や特別な条件のついた法人減税などです。肝はこの条件をどうするか。この条件設定のセンスが政権運営能力を測る重要な観点と言って良いでしょう。
しかし、現政権はほとんど給付と税金のコントロールに終始しており、あまりに工夫がない。
もう自民党ダメではないかと、これなら他の野党と同じ土俵です。もう横綱とはいえない。
もうそろそろ政権交代を行い、他の党に政権運営を経験させ、日本の政治全体の、競争力を高めていく、より本質的に日本経済を活性化させられる政策を考えられる政治家を国民が選挙を通して育成すべきではないでしょうか。