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【解説】認知症の超大型新薬「レケンビ」が投げかける問い

NewsPicks編集部
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    記事中にコメントさせていただきました。レカネマブの評価は現時点ではとても難しいものです。

    捉え方を変えれば、これまでの臨床試験の思わしくない結果は、アルツハイマー病の複雑さをより浮き彫りにしたとも言えます。レカネマブはアミロイドを除去する能力は非常に高い。にも関わらず認知機能の衰えの速度に対する効果が限定的であることは、アミロイドβがアルツハイマー病の進行に寄与する要因であったとしてもそれが唯一の要因ではない可能性が高いことを示唆しています。

    より実用的な視点では、もし抗体薬のリスクがほとんどなく、安価で、簡便に投与できるものであれば、患者も医師も、この限定的な利益で議論を起こすことはなかったと思います。しかし、現実はその真逆です。

    コストについては、薬価のみでは語れません。薬自体のみならず、遺伝子検査、副作用確認のためのMRI検査、治療を中止するタイミングを決めるための追加のPET検査など、治療に関連する多くの追加コストもかかります。薬価のみでの議論はできません。

    薬の持つリスクやコストが限定的なメリットとの間でバランスが取れるかどうかを判断するには、より多くのデータが必要なのは明白です。治療薬を受けたグループとプラセボを受けたグループの違いが、臨床試験の18ヶ月を超えても増加し続けるのかどうか、認知機能や日常生活の機能、生活の質、そして介護者の負担への効果をより長期に見ていく必要があると思います。アルツハイマー病は残念ながら18ヶ月で評価できる病気ではありません。


  • NewsPicks 編集部 記者・編集者

    アルツハイマー病治療薬の開発の歴史は失敗の歴史でもありました。そんな中で、病気のメカニズムに働きかける新しいタイプの治療薬を日本の製薬会社が世に出したことは素直に素晴らしいと思います。
    一方で、薬の効果としてはまだまだ大きな改善の余地があります。人類がアルツハイマー病を克服したとまではいかず、現実にはようやくその入り口に立ったといったところでしょう。
    薬価の問題についても、いろいろな角度から社会全体で考えていく必要があります。薬価の社会的な負担は、すぐに解決策を提示できる問題ではありません。多くの人が自分ごととして考えていく材料を提示するために、これからも取材を続けていきたいと思います。


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    慶應ビジネススクール 教授

    エーザイの株価はここ5年くらいアップダウンはあるもののほとんど変わっていません。株式市場もレカネマブの評価をしあぐねているように見えます。肥満薬を発表したイーライリリーとは大違い。


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