危機のアルゼンチン、通貨大幅切り下げ=公共工事中止で財政赤字是正も
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アルゼンチンでは、2023年8月の消費者物価が前の年と比べ2.2倍も上昇し、約32年ぶりという記録的なインフレが経済に深刻な影響を与えている。
インフレの要因の一つが輸入物価を押し上げる通貨安である。アルゼンチンの通貨ペソはインフレの影響でドルに対して大幅な下落が続いていて、町中の両替所では、価値が下がっていくペソを急いでドルに交換しようとする人が相次いでいるそうだ。物価高は治安にも影響し、商店などで略奪が起きるほど深刻な事態になっている。
そこでミレイ新大統領は公共工事の中止や省庁の数の半減など、政府の財政赤字の削減に取り組んでいて、大胆な行動だと感じたが、このぐらいの行動力がないと現在のインフレは止められないのだと思った。