アルゼンチン、通貨ペソ54%切り下げ-経済危機に「ショック療法」
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ペソの非公式レート(闇レート)は夏の時点で既に720ペソ程度と言われていましたから、800ペソはそれに近い数字です。公式レートが市中で取引される“闇レート”と極端に離れていては、経済の安定は望めません。
アルゼンチンペソを放棄し中央銀行を閉鎖して通貨を米ドルにするとの過激な発言をしていた大統領が、先ずは実勢に合わせてペソの価値を統一したといったところでしょうか・・・ 急速な切り下げが続いたペソの価値がこれで一旦安定すると良いのだけれど (・・;東洋経済オンラインに簡単な分析と展望を載せました。
◯ アルゼンチン新大統領は「荒療治」を貫けるのか
https://toyokeizai.net/articles/-/721410
ブルーダラーの闇レートはセルで1070となりました。
要するに、マクリ政権下で試みられた二重レート解消を段階的に目指しているのではないでしょうか。
ドル化発言が後退したことで、かえって政策不透明感を強めた印象です。まだまだ、闇レートは下がるし、公定レートも切り下げざるを得ず、結局は自由化されるかな、と考えています。
ドル化に着手するなら、その段階で時限的なカレンシーボード制を導入するかな、というところではないでしょうか。非公式レートは1ドル=940ペソ程度であるそうです。公式レートを1ドル=800ペソにしても、まだまだ切り下げの余地があります。
これでアルゼンチンからの一次産品輸出が増えていけば、アルゼンチンのためにも世界経済のためにも良いことですね。