仕事ができる人は「人を責めずにルールを責める」そのワケとは?
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個人の収束できる問題はそれほど多くはなく、他の誰かがやっても同じ問題が起こる可能性はあり、問題を発生させない仕組みや、発生しても大きくならないうちに検知し、誰でも対応できる仕組みがなければ、誰かのせいにはできないと考えたほうが生産的かと思います。組織的とはそういうことで、そうでなければ属人的ってことです。
「人を責めずにルールを責める」
よく言われていることだし、私を含め多くの人が理解しているつもりになっていることです。それでも完全に人を責めないというのが難しいとは、常々感じることです。改めて自分自身を振り返りたいと思わせていただきました。これはバランスの問題です。
確かに仕組みは大事です。
人間は完璧な存在ではなく必ずミスする生き物であるので、ミスした人を責めるのではなく仕組みでミスを防いだり、ミスを速やかに発見して是正するという内部統制の構築は必要です。
が、その内部統制を構築するのも運用するのも人間です。仮にITソフトウェアの仕組みで統制構築しても、そのソフトウェアを作ったのも人間なので、仕様ミスや設計ミスがあり得ます。
なので、本質的な内部統制とは『できる人間を内部統制を実施する統制実施者として配置すること』の一点です。
これが出来ないなら、どんな仕組みを構築しても、運用できずに終わります。
その意味では、人を責める訳ではありませんが、内部統制の実施者として任命した人がその役割を果たす能力を持てていない場合、その役割から外す必要はあるでしょう。