ブラックベリー、IoT事業のスピンオフ計画取りやめ-新CEO指名
Bloomberg.com
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ブラックベリーのIoT事業の収益の大半は自動車の車載OS「QNX」です。セキュリティの高さが競合製品に比べて評価されているのと、テスラのようなSDV(販売後も機能を増やしたり性能を高めたりできる自動車)がデフォルトになりつつあることも追い風になっていると思われます。すでにフォルクスワーゲン「VW.OS」の基盤部分にも搭載されているそうです。
元々IoT部門を子会社化して新規株式公開を目指していたようですが、その計画を中止しIoTとサイバーセキュリティ部門を分離して独立させるようです。
(https://www.pymnts.com/business/2023/blackberry-will-separate-cybersecurity-and-iot-units/)
また余談ですが、先日映画’BlackBerry’を視聴しました。
私たちの世代ではブラックベリーの端末はあまり馴染みがないかもしれませんが、作中では同社もスタートアップのように立ち上がっていった姿が描かれ始めてその歴史について知ることとなりました。ブラックベリーはその昔スマートデバイス事業を主軸にしていましたが、今やセキュリティやIoT企業です。
そのIoT事業を切り離す予定でしたが取り下げた形です。
IoT事業については競合も多く、デバイスなどはコストダウンも進む中ですからセキュリティ事業に集中するのでは?と思っていましたがどちらも存続させる道を進むようです。
デジタル業界は状況が刻一刻と変化するため、タイミングよく再編などを進める方が良いと思うのですが、今はその時ではない。ということなのでしょう。