『カロリーメイト』40周年、最初は売れず10年…コロナ禍で下落もV字回復遂げた「バニラ味」の健闘
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注目のコメント
既存製品をどう改良して、まだ稼げるプロダクトとしていくかという点において面白い記事でした。
しかし、市場を見渡すと、ちょうどこの記事で私の画面へ配信されていた広告はBASEのパンでしたが、それ以外にも日清食品の完全メシ、COMPなど完全食が広がってきています。これらは、タンパク質が豊富で繊維質なども含みます。
そう考えると、栄養バランスという観点からは、確実に劣位であろうし、顧客層は今後広げることは難しいように見えます。新フレーバーをバニラとしたのは、これら完全食に奪取された市場とは違う、よりジャンクな市場への退避だだったりするのでしょうか。
大事な点は大塚製薬としてこの製品で稼いだ資源をどう次の差別化された製品開発に振り向けていくかという点であろうと思います。変革という観点ではここを見ていく必要があると思います。「栄養素や原材料、製法は、当初から変わっていないという。これは、6年費やした当初の開発が、いかに先進的で高品質なものだったかを裏付ける結果と言えよう」とありますが、そうでしょうかね?
もうちょっと現在の栄養学に合わせて柔軟に変えるか、商品ラインナップを考慮してもらうとありがたいのですが。
少なくとも、もっと糖質を抑え、タンパク質を増やしてもらえると、より選択肢として魅力的になると思います。カロリーメイトやポカリスエット、MATCHなど、大塚製薬のロングセラー商品は独特のブランディングの軸を感じる商品が多いですよね。
「なんかわかんないけど、一本満足バーとかソイジョイよりカロリーメイトが好き」「風邪ひいたらポカリっしょ」といったような、言葉にしづらい情感を形作っているのが強みの一つのように思います。デザインもあえて少し古風な世界観を保っているものが多いですね。
ちなみに私はサントリー出身なのでグリーンダカラ派です。