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創造分野でAIが今「できること」と「できないこと」

東洋経済オンライン
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    ㍿Laboro.AI 執行役員/マーケティング部長

    「グラウンディング(実体験に結びつけること)」から脱却することが創造への鍵であるとすれば、人にグラウンディングしている現段階のAIに創造は難しい、こうした主旨だと理解しています。

    言い換えれば、過去のデータに依拠するAIという技術は、当然、過去に引っ張られ、全く新しい発想を生み出すことには限界があるということとも言えそうですが、これは、ある側面では正しくも、別の側面では違う見解もあるのではないかと個人的には思っています。

    AIが創造できるか、そうでないかは、出力する答えの判断基準が「論理的」⇄「感覚的」かと、その出力に人が求めるものが「線形(単純)」⇄「非線形(複雑)」かに分けらて考えることができるのではないかと思っています。

    例えば、記事にもあるMI(マテリアルズ・インフォマティクス)であっても、化合物の組み合わせに関する法則が「論理的」なものとして存在していますが、法則に則った「線形的」な組合せを発見することは比較的得意でも、全く新しい「非線形」な組合せを発見するのはかなり難易度が高いものです。

    一方で、芸術を例にとれば、生成AIが出力した美術画を、色彩基準に沿った美しさ(=色の数や配置、組み合わせ)などの「論理的」な基準で評価すれば“美しさ”を達成できる一方で、人間的・情緒的な基準の示しにくい「感覚的」な基準で評価されると途端に難しさが現れてきます。

    つまり、そもそもAIという技術は「論理的」かつ「線形」な問題を解くことは得意ではあるものの、「感覚的」かつ「非線形」な問題は基本的に苦手としています。こう考えると、そもそもAIに対して、記事で言う”創造”を求めることは無理がある、前提として過大評価しすぎている部分も垣間見えます。

    またこれを“AIの限界”だとするのは簡単すぎる気がしていて、実際にはそうした感覚を論理的に示すことができない“人間の限界”の裏返しであるように私自身は思っています。私たちが芸術や物語の素晴らしさや美しさを、ある種気まぐれに「感覚的」に価値評価するのではなく、「論理的」に評価を示すことができれば、AIにとっては解きやすい問題へとなり、そうした出力も可能になってくるのではないかと思っています。


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    Weights & Biases カントリーマネージャー

    AIによる「創造」がクリエイティビティではないとは思いませんが、その質は低いし、簡単にいくらでも作り出せる分その価値はどんどん下がります。逆にAIのクリエイティビティを人間がどのように活かせるのかがとても面白い分野です。「生成AIの時代にはあらゆる人がAIのアウトプットをリミックスするDJになる」 - 今年のWeights & Biases Fully Connected でQosmoの徳井さんが言っていたビジョンが印象的でした。


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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    「このように、「非常に多くの組み合わせの中から役立ちそうなものを選んでいく」というのが、AI的な創造なのだろうか?」

    興味深い議論なので、ちょっと視点を変える議論を。

    将棋や囲碁をはじめとするAIはまさにアプローチで発展しました。プロ棋士等はAIの力を借りることで今までにない手を生み出し、実力を飛躍的に向上させました。創造か、創造をたすけているのか。

    言葉ではスラングを除き新しい単語が生み出されることは稀です。即ち、我々は既存の単語を無限に組み合わせて言葉を紡いでいるに過ぎません。フレーズや文章を書くという視点で、人間が行っていることと、AIの行っていることの本質的な違いはなにか。


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