「知識人が『この世界は酷い』と言い過ぎるから、若者が虚無感を抱く」
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哲学書などを読むとわかりますが、大抵どの哲学者も「人生は惨めなもの」だと表現します。ですが、実はこの後にもう1ステップ続くのです。惨めなものだと仮定するからこそ、良いことが起きればそれにより感謝することができる。人生を楽観的に捉えすぎると、私たちはこの世の全ての幸せ・富・健康に値すると勘違いしがちです。しかしそのマインドセットでは、この逆境の多い世の中で私たちを不幸へと導きます。世界を見誤らずに、だけど希望を持つことが大事です。
この人の自意識過剰です(もしくはセルフ・プロモーションの手法です)。知識人なるものにそんな影響力はありません。
この人は、要するに知識人=「自分のことよりも全人類的な大きな課題を重視してそれに取り組む人間」であり、そういう人間が増えれば多くの課題が解決して、未来に希望が持てるようになる、といっています。
それはそうでしょうが、因果関係が逆で、
知識人が増えたから多くの課題が解決するのではなく、
多くの課題が解決して経済と生活に余裕がある社会になったら知識人のような人たちが増えるのです。
知識人は、経済成長と余剰の産物です。
知識人のような人間が増える社会になるのは、望ましいことです。
経済に余剰があると、人間は創作活動や禅問答のようなことにまで大金を消費するようになります。
闇バイトの親玉や人身売買業者が増えるよりはましです。
要は、経済と生活に余剰がある社会になればこういう人も好きなことを書いて本が売れるような社会になるので、本質的な問題、生活と経済に余剰がある社会はどうすればつくれるか、が真に考えるべきことです。個人的には,「この世界は酷いけれども,世の中捨てたもんじゃない」というマインドの方が好きです.
現状を嘆いて終わりよりも,じゃあどうするべきかという一歩踏み込んだメッセージの方がエネルギーをもらえます.
目の前の問題から目を背けてはいけないけれど,悲観的になりすぎるのも良くないよ.と教えてくれる大人は魅力的だと感じます.