【読書】今すぐ仕事に生かせる「哲学超入門」
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注目のコメント
『武器になる哲学』、文庫本になったんですね。5年ほど前に↓のnoteにまとめさせていただきましたが、テーマ軸での視点がとてもわかりやすかったです。
https://note.com/sonetty/n/n3333d4b4ed24
・「人」=「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・「組織」=「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・「社会」=「いま、何が起きているか」を理解するために
・「思考」=よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
どれも関心の高いテーマかと思います。古くの哲学のテーマで抽出されたフレームワークは、相当に深いものが多い。
たとえばロゴス=論理、エトス=倫理、パトス=情熱、なんかはその際たる例。人を動かすには説得よりは納得、納得よりは共感、ということをしっかりと教えてくれます。2-3時間で読了できるおススメの一冊ですね私が博士課程の時から折に触れて使っているDavisの有名な論文「That's interesting」に書かれていることと非常に近いものを感じます。要は人が何となく思っている前提(weakly held assumption)を否定することが人を驚かせ、「interesting」と思わせる。逆に言えば、なんとなく「常識」と思っていることはたくさんあるということ。
今回の10分読書は、いますぐ仕事に使える哲学についてです。
わたし自身、いわゆる「入門」と呼ばれる哲学書を読んだことがあります。しかし、なにかとその思考にいたるまでの歴史的過程が長く、途中で挫折してしまった経験があります。
その点、こちらの書籍は思考のプロセスがクリアに解説されており、いますぐ日常に取り入れられます。
本記事では、一部しか紹介していませんが、お気に入りの哲学者がいれば、その思考や歴史を深掘ってみるのもよいかもしれません。