米英映画「ナポレオン」 フランスから不満タラタラ 戦争の時代、英雄史観に変化も
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注目のコメント
史実を元にした映画を作る際には,2-3時間でまとめるためにも多かれ少なかれ脚色がなされます.
いろんな視点で捉えられる人物だからこそ,一部が強調されている印象を受けた観客から反発を受けがちです.
とはいえ,一つの作品をきっかけにして歴史上の人物に対する捉え方が変化したり,他者と議論するきっかけを生み出せるのが映画の魅力の一つと言えるでしょう.ナポレオンの時代は日本は江戸時代でした。11代将軍徳川家斉、田沼意次の意欲的な改革が行われた時代です。戦国時代から200年戦争がない時代で経済が困窮していました。
欧州はその頃も今も戦国時代だと感じます。何なら紀元前から必ず誰かが戦争しています。その意味で欧州は一筋縄では行かない為政者が多いと感じます。「左派にとって、共和国の原点である革命を「血まみれの混乱」と描いたのが気に入らなかったのか。」
いやいや、側から見れば血塗れの大混乱以外の何物でも無いですよ。これに限らず革命で何人殺しているのか。とりあえず敵対者は殺すが、昔のデフォルトなので。
「独裁者が世界秩序を脅かす現代に、「1人の偉大な指導者が国民を栄光に導く」というドラマは時代遅れになったという指摘もあった。」
独裁者と名君は表裏一体です。別に物理的な戦争だけではなく、経済的な独裁者も多々います。なので、時代遅れかというと、フィールドが変わっただけで、そんなことはないと思いますよ。綺麗事言いたいのは分かりますけどね。