【新連載】行動経済学から「本能との付き合い方」を学ぼう
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初めまして。
Behavioral Science Group(ビーサイグループ)の相良奈美香です。
私は行動経済学の博士・コンサルタントとして活動しています。
人間は常に合理的に行動するわけではありません。
むしろ、非合理的な行動ばかりをしてしまう生き物です。
あなたは夜中にあまりよく考えずにポチッてしまったことはありませんか?
または、資格の勉強をしなきゃいけないのに、動画をダラダラと見続けてしまったことはありませんか?
このような、日常にありふれている「非合理的な意思決定」のメカニズムを研究するのが行動経済学なのです。
このように、人間の行動のメカニズムを知ることは、ビジネスにおいて大きなインパクトを与えます。なぜなら、結局ビジネスの中心は「人間(顧客)の行動を変えること」ですから。
このような行動経済学的な知見を、いかにビジネスに取り入れるか、という活動を私は世界中の企業様に対して行ってきました。
最近では「行動経済学が最強の学問である」(SBクリエイティブ)を日本で出版させていただき、日本でもコンサルティング活動しています。
ぜひ、今回の記事をお読みいただき、ビジネスや日常生活に役立ててもらえると嬉しいです。
また、ご質問やご相談がありましたらぜひコメントでお知らせください!記事のネタの参考にさせて頂きます。「なぜ、アンケートやインタビューでの回答と、実際の行動は違うのか」
人間の行動は、本人が自覚している以上に周りの環境や状況に左右されています。
そういった複雑な心の仕組みを理解して、仕事や生活を良い方向に変えていくにはどうすればいいのでしょうか。
今日から始まる新連載「人生に効く行動経済学」では、行動経済学コンサルタントとして活躍する相良奈美香氏さんが、ビジネスパーソンに役立つヒントを紹介していきます。ノーベル賞を取ったシカゴ大学のセイラー教授の本「Nudge 」が意味するのは、日常の小さな変更(予防接種を推奨するときに地図を添えるとか、デフォルトを何にするかとか)が大きな結果をもたらすことです。次回以降が楽しみです。